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2020.1.7

北欧スウェーデン人が好きな『FIKA〜フィーカ 〜』って?

子供のころ楽しみだった、3時の“おやつ”の時間。
北欧・スウェーデンでは「FIKA(フィーカ)」と呼ばれます。
今日は、私が勤めていたイケアの社内でも当たり前のようにあった「FIKA」についてご紹介します。

「FIKA」のお供は甘いもの

スウェーデンをはじめとする北欧の人々は、もともとコーヒーをよく飲む習慣があります。消費量は日本人の3倍以上とか。これは、お酒を飲むことが禁止されていた時代に、体を温め、みんなと語らうための一杯として、コーヒーを楽しむようになったのが始まりと言われています。

 

「FIKA」の時間には、コーヒーとともに軽くつまめる食べ物が並びます。

よく見かけるのは、おなじみのシナモンロールなどの甘いパンや、クッキー、チョコレートといったスイーツ。スウェーデン人は甘いもの好きで、グミの消費量は世界一なんですよ。

“スモーブロー”と呼ばれるオープンサンドが軽食代わりに登場することもあります。

スモーはバター、ブローはパンの意味。ライ麦入りのパンを薄くスライスして、バターとサーモン、アボカド、卵、シュリンプ、ディルなどをのせて食べる、北欧の伝統料理です。

 

キッチンに集まって仲間とのFIKA

 

仕事に役立つコミュニケーションの場

ほっとひと息ついて、家族や友人、また会社の同僚たちとおしゃべりを楽しむ「FIKA」。
特に職場での「FIKA」はとても重要です。
私がイケアに勤めていたころ、時間になると、社内のあちこちから「ska vi fika!」(スカヴィ フィーカ/“FIKAしよー”)と声が上がりました。その声を合図に、みんながデスクを離れてキッチンスペースに集まり、「FIKA」の時間が始まるのです。
はじめは促されるままに出向いてお茶を飲んでいた私ですが、いつしか楽しみな日課のひとつになりました。

同僚たちとの「FIKA」は、仕事の話はもちろんですが、お互いの趣味や家族のことなどに話題が広がることもよくあります。
また、ふだん仕事の接点が少ない部署の人たちと交流を持つチャンスでもあるので、その後の仕事がスムーズに運んだり、新しいビジネスチャンスを思いついたりと、さまざまな場面で役に立つことも多いのです。

日本人も見習うべき!? 「FIKA」の効能

スウェーデンの人々は、朝早くから仕事をスタートし、16時か17時には帰路につくので、外食や飲み会をする機会は日本人に比べれば少なめ。代わりに「FIKA」を活用してコミュニケーションを図っているのでしょう。

残業せずに就業時間内にコミュニケーション、とても合理的で健康的ですよね!

 

難しい会議の後や、ちょっと仕事に煮詰まってしまったとき。一杯のコーヒーと、同僚たちとのたわいもない会話のおかげで、いつのまにかリフレッシュ。「さあ、もうひとがんばり!」と仕事に向かう姿勢も変わります。

あえて席を離れ、「FIKA」で気持ちを切り替える。スウェーデン流の上手な効率アップの方法。試してみてはいかがでしょうか。