• [ インテリアデザイン ]

2022.4.5

新生活の部屋探し

この時期は、入学や入社のために引越しをする人が増えますね。ワクワクするとともに、頭を悩ませるのは住まい探し。そこで、新生活に向けての物件探しや家具探しのアドバイスをご紹介します。

お部屋の内見時にチェックしたいこと

 

交通のアクセスや買い物の便利さといった要素は、人それぞれなのでここでは割愛しますね。

部屋探しが初めてだと、内見(不動産屋さんが仲介する部屋を、契約前に見せてもらうこと)の時にどんな点に注意すればいいか、わからないことが多いもの。

そこで、インテリアデザイナーの私の視点から、注目ポイントをピックアップしました!

 

POINT① すでに家具や家電をお持ちの方は、それが部屋のどこに置けるか、サイズは合っているか、しっかり確認してきてください。搬入経路も重要で、2階以上の部屋の場合はエレベーターの有無、玄関から搬入できるかどうか、また廊下の幅なども要チェック!

 

POINT② 床や壁、天井のテクスチャー、照明プラグの位置などは、賃貸では変更がききませんが、インテリアを考えるときの目安になりますね。どうしてもイメージに合わなければ、ラグやウッドカーペットを用意したり、原状回復可能な壁紙などを利用したりするのもひとつの手です。

 

POINT③ 意外と盲点なのはコンセントの位置。延長コードも、多用すると見た目がイマイチ・・・。また、そもそもコンセントが少ないという部屋もあるので、家電やPC機器が多い方などは要チェック。ワンルームなどの狭小住宅では、存在感のある冷蔵庫や洗濯機の置き場も気にしておきたいところです。

最初にそろえたい家具はコレ

家具を1からそろえようとしているなら、最低限必要と思う家具は以下の通りです。今回は主に一人暮らしの方のチェックポイントをご案内いたします!

 

<ベッド>

ベッドは部屋の中でいちばん主張の強い家具。内見時と比べると、ベッドを置いただけでいきなり部屋が狭く感じられたりします。だから購入時はデザインやサイズ感にも注目してくださいね。布団派の方は押入れや、布団が入るクローゼットの有無をチェックしましょう。

 

 

 

 

<テーブルとデスク&椅子>

 

一人暮らしの部屋は、広く見せたいと座卓を選ぶ方も多いですが、自宅でPCなどを使った仕事をするなら、椅子での作業が疲れにくくておすすめです。食事テーブルと兼用できるデザインを選べば、場所を有効活用できますよ。

 

 

 

 

LINNMON リンモン / ADILS オディリスデスク, ダークグレー/ホワイトhttps://www.ikea.com/jp/ja/p/linnmon-adils-desk-dark-grey-white-s29416089/#content

 

 

 

 

<収納アイテム>

収納アイテムは最初からやたらと増やさず、まずは部屋に造り付けのクローゼットを上手に活用しましょう。さらにプラスするなら、容量に合わせて買い足せるようなユニットタイプの収納家具がおすすめです。

 

 

 

<照明>

部屋じゅうを照らす天井付けのライト一択ではなく、スタンドライトや小さなペンダントライトをいくつか置く“分散照明”にこだわると、狭いワンルームにも陰影が生まれ、リラックスした空間が演出できます。必要な電気しか使わなくなるので、エコロジーで一石二鳥!

 

 

 

<カーテン>

カーテンは防犯面からも“遮光カーテン”を強くおすすめします。中に人がいる様子だけでなく、照明がついていることが外からわかると、生活パターンを知らせることにつながってしまうからです。カーテンは、内見時に部屋のレールの有無などをチェックして、床までの長さを測っておきましょう。長さの微調整が可能なフックが便利です。

 

話題の家具付き賃貸もお得

ところで、近頃、弊社に依頼が 増えたなと感じるのは、家具付き賃貸物件のためにインテリアをセットアップするお仕事です。家具付き賃貸はその名の通り、部屋に家具や家電がすでに設置してあって自由に使えるので、入居初日からゆとりのある生活を始めることができます。

 

 

 

 

 

単身赴任のサラリーマンや、地方から上京してきた大学生、新卒社員さん。家族で引越しをするための仮住まいの方など、家具付き賃貸を利用する方はさまざま。一時的なことだからという意味ももちろんあるでしょう。でも逆に、その街に長く住もうと考えているなら、街での暮らし方を体験するための拠点として利用するのも1案ですよね。設置された家具が素敵なら、インテリアの参考にもなるかもしれません。家賃は若干割高になりますが、引越し当初にあれこれ買いそろえる手間とお金を考えれば、スタートとしてはまんざら悪くないかも? ウィークリーマンションや民泊でも、同様のことができます。

 

自分が納得のいく住まいを選び、インテリアを整えていくために活用する、家具付き賃貸物件。春の新生活のための、新しい選択肢の1つになりそうです。

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